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相続した土地どうする?すぐ売却したほうがいい5つの理由

相続した土地どうする?すぐ売却したほうがいい5つの理由

相続した土地どうする?すぐ売却したほうがいい5つの理由

土地を相続したら、次に何をすべきか迷いますよね。相続には複雑な手続きが伴うだけでなく、心情的にも大きな変化の時期です。しかし、不動産をどう扱うかはできるだけ早く決定すべきです。なぜなら、早期売却すると金銭面・精神面で多くのメリットがあるからです。
この記事では、相続した土地をすぐに売却したほうがいい理由を、具体的な特例や節税メリットを交えて解説します。

2相続した土地どうする?すぐ売却したほうがいい5つの理由

取得費加算の特例が受けられるから

相続した土地を3年10か月以内に売却すると、取得費加算の特例を利用できます。取得費加算の特例では「相続税の一部を土地の取得費に加算可能」です。結果として支払う譲渡所得税を減らせるのです。
取得費加算の特例を受けるための3つの要件をまとめました。

  • 相続(遺贈)により財産を取得した
  • 財産を取得して、相続税を納めた
  • 相続した日から3年10ヶ月以内に譲渡した

相続税の負担を減らしたいなら、土地を3年以内に手放すことを検討しましょう。
※詳しくはNo.3267 相続財産を譲渡した場合の取得費の特例|国税庁をご覧ください。

3相続した土地どうする?すぐ売却したほうがいい5つの理由

3,000万円特別控除を受けられるから

相続した空き家・土地を売却すると、最大3,000万円の特別控除が受けられます。「空き家の3,000万円特別控除」と呼ばれる特例です。簡単に説明すると、空き家付き土地を相続してから3年以内の12月31日までに売ると、譲渡所得が3,000万円以下なら実質的に税金がかからない(税額0円)という内容です。
ただし、この特例を受けるにはいくつもの要件を満たす必要があります。

  • 昭和56年5月31日以前に建築された
  • 区分所有建物登記の建物ではない
  • 相続直前に亡くなった人以外に住んでいた人がいない
  • 相続から3年以内の12月31日までに売る
  • 被相続人が暮らしていた家屋を売却、または家屋を取り壊した後に土地を売却
  • 相続から譲渡までに事業・貸付・居住などに使っていない(空き家状態である)
  • 譲渡時に空き家が耐震基準を満たしている
  • 売却価格が1億円以下

対象物件も適用要件も細かく決められているため、不動産会社や税理士など専門家に相談することをおすすめします。
※詳しくはNo.3306 被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例|国税庁をご覧ください。

 

相続人が増えて売れにくくなるから

土地を相続しても「何から手を付けていいか分からない」「面倒だから」とつい後回しにしたくなりますよね。
しかし相続した土地を長年放置すると、いざ売りたくなっても売れなくなるかもしれません。実は、土地の売却には相続人全員の合意が必要ですが、時間が経つにつれて相続人が増えることがあります。
例えば土地を持っているAさんが亡くなり、相続人として子BとCがいるとします。遺産分割協議をしないままBが亡くなると、Bの妻D・その子E・Fが遺産権利を承継します(数次相続)。この状態では全員の同意を得るのが難しいでしょう。
早めに売却を決断し、相続人の同意を得ておけば、スムーズに取引を進められるのです。

 

遺産分割でのトラブルを回避できるから

相続が始まると、土地や家の遺産分割を巡るトラブルが発生しがちです。

  • 良好な関係だった兄弟と、遺産分割協議がなかなかまとまらない…。
  • 「長男だから」と土地・空き家全ての遺産を相続すると主張された。
  • 不動産の評価(価額)について意見が合わない。

ご両親から土地や建物を相続するケースでは、こういった声は珍しくありません。
特に、土地のような価値が大きく、分割が難しい財産は、相続人間の意見が対立しやすい原因となります。遺言がなく協議がまとまらない場合は調停、それでも解決しなければ裁判、と争いが長期化するかもしれません。
しかし、相続した土地や家を売却し、現金化してしまえば、遺産を平等に分割しやすくなります。相続人間のいざこざを回避でき、相続を円滑に進められるでしょう。

4相続した土地どうする?すぐ売却したほうがいい5つの理由

維持費を支払わなくてよくなるから

土地を持っていると固定資産税・都市計画税などの維持費がかかります。固定資産税の税率は自治体によりますが、「固定資産税=課税標準×1.4%」が一般的です。「この土地、使っていないけれど、税金はかかってくる…」というのは、土地所有者にとって頭の痛い問題ですよね。
また、土地を維持管理するためにさまざまな管理費用(電気代や水道料金、管理の委託費用など)が発生します。税金と合わせると年間30万以上はかかるでしょう。
相続した土地が遠方にある場合や利用予定がない場合、このコストは本当にもったいないですよね。土地を売却すれば高額な維持費から解放されます。大事なお金を他の用途に充てませんか。

 

まとめ

今回は相続した土地をすぐに売却したほうがいい理由を紹介しました。
早めに手放すと、取得費加算の特例や3,000万円特別控除などの税制メリットが大きいですし、遺産分割でのトラブル回避や維持費の削減にもつながります。
福津市で相続した土地がある方は、一度、売却について真剣に考えてみてはいかがでしょうか。当社和光不動産では、土地の売却に関する相談を承っております。お気軽にご相談ください。