相続した実家どうすればいい?【空き家管理】最初にやるべきことリスト
相続した実家どうすればいい?【空き家管理】最初にやるべきことリスト
実家の思い出は心の宝物。ご両親が亡くなって、その大切な家が空き家になったら、どうしたらいいのでしょうか。
「空き家管理って、いったい何から始めたらいいの?」「空き家は近所トラブルになりやすいって聞いたけど、どうすれば防げる?」
今回は、そんな悩みを抱えている方に向けて、実家を相続して最初にやるべきことを紹介します。精神的につらい時期かとは思いますが、ひとつひとつ対処していきましょう。
電気・ガスを止める
空き家に年に数回しか行けないようなら、電気やガスを解約しておきましょう。理由は2つあります。
まず、不要な電気やガスの料金を払い続けるのはもったいないですよね。何かのトラブルでガスが漏れたり、電気がショートしたりするリスクも考えられます。契約を解除して閉栓しておけば、余計な出費やトラブルを回避できます。
もうひとつの理由は防犯面です。家に電気やガスが通っていると、不法滞在者が快適に過ごせる環境を作ってしまいます。許可なく住み着かれるリスクを減らすために、電気・ガスを止めておきましょう。
ただし、水道に関してはそのままでも構いません。家の中を掃除したり、解体工事に使ったりするため、今すぐ解約しなくてもよいでしょう。
不法侵入対策を行う
空き家は不法侵入や放火の温床になり得ます。特に不法侵入には注意してください。窓ガラスを破って内鍵を解錠し、侵入されることがあります。空き家となった実家はできるだけ早めにセキュリティ対策を講じましょう。
窓に雨戸があるなら、しっかりと閉めておきましょう。これだけで侵入がぐっと困難になります。さらに、小窓や簡単に割れやすい窓には、侵入防止のための格子や補助錠を取り付けるのがおすすめです。ほんの少しの工夫で不法侵入を防げるので、取り組んでくださいね。
不用品を処分する
「家の中なら、モノを残しておいても大丈夫でしょう?」と考えている方、要チェックです。実は不用品を放置すると、意外なトラブルの原因になるんです。古い家具や衣類・雑貨などが残っていると、時間が経つにつれて腐敗して臭ったり、ダニや害虫の温床になったりすることも。
遺品整理をして、家の中を空の状態にしておきましょう。清潔さを保つというメリットだけでなく、将来的に家を売却することになった場合にもぐっと良い印象を与えられますよ。
「遺品整理って、感情的にも物理的にも大変そう…」と思うかもしれませんが、ひとつひとつ丁寧に整理することで、故人への想いを整理する時間にもなります。
ご自身では難しいと感じたら、遺品整理業者への依頼を検討してください。プロに任せれば効率的ですし、感情的な負担も軽減されるでしょう。
郵便物を転送する
空き家のポストには郵便物やチラシがどんどん溜まってしまいがちです。チラシ類が溜まっていると、空き家であることが外からも分かりやすくなり、不法侵入のリスクを高める原因にもなります。ポストにはテープなどで封をして、郵便物やチラシが入らないようにしておくとよいでしょう。
また、郵便局の転居・転送サービスを利用しましょう。空き家あての郵便物を新住所(お住いの住所)に無料で転送してもらえます。「故人がどのような契約をしていたか」「どのカードを使っていたか」などを知る良い機会にもなります。申し込みは郵便局窓口やネットから手続き可能です(無料)。
台風に備える
台風シーズンでは強風や大雨による損害が心配されます。「庭に置いていた鉢植えが隣家の窓を割ってしまった」といったトラブルが発生しないよう、台風対策をしておきましょう。
庭やベランダに飛ばされやすい物はありませんか?
- 鉢植え
- アンテナ
- 置物
- 物干し竿
- ごみ箱
しっかり固定するか、屋内に収納するか、不必要なら処分しましょう。
さらに、屋根の瓦や雨樋の点検も大切です。老朽化していると強風で飛ばされたり、雨漏りの原因になったりします。点検と補修を行い、台風による損害を最小限に抑えましょう。
ご近所さんに挨拶する
実は、空き家管理で大切なのが、近隣の方々とのコミュニケーションなんです。
空き家となった時点で挨拶に行き、「定期的に掃除や点検をします」と伝えておきましょう。何も言わないままだと、今後あなたが掃除しに来た時、「空き家から音がする、人の声がする」「不法侵入かもしれない」と不安にさせてしまうかもしれません。ご近所さんが良かれと思って警察を呼ぶかもしれません。
また、「頻繁には来られませんが、何かありましたらすぐにご連絡ください」という一言も忘れずに。たとえ将来的にこちらに引っ越ししないとしても、良好な人間関係を作っておくのがベターです。
まとめ
今回は実家を相続して最初にやるべきことを紹介しました。電気・ガスの解除、不法侵入対策、ご近所さんへの挨拶などをしっかり行うと、空き家トラブルを防げます。
しかし、空き家管理は一人で行うのは大変です。特に遠方に住んでいる場合や、お仕事で忙しい場合はなおさらです。そんな時は和光不動産に頼ってください。
空き家管理に関するご相談や具体的な対応策について、専門的な知見を持ったスタッフが親身になってサポートいたします。お気軽にお問い合わせくださいね。